9 痛い目、痛い目飛んでゆけ!
チェンマイからバスで国境の町メーサイまで移動するためにバスターミナルへ向かう。ターミナルでチケット代200バーツ(VIPクラスの席) を払う。
メーサイ行きのバスがしばらくすると現れ早速乗車。
最前列の運転席の真後ろの席だったので一番好きな席に感激していると続々と乗客が大きな荷物をバスの横のカーゴスペースに入れている。
旅行者にとってよくガイドブックに書いてあ荷物を取られる危険性が高いとされるスペースである。
僕は貴重品以外は普通にそのカーゴスペースに入れていたし、もし取られたとしても運が悪いと諦める腹積もりでいた。
そのくらいでいないと変な潜入感をすべてに抱くのはイやなもんだ。
乗客もどうにか席に収まり出発。といってもチェンマイの市内をゆっくり流し路上で客を何人か拾いようやく国道に出てスピードも乗ってきた。運転席の後ろは運転手の動きやハンドルさばきスピードメーターなどが見えるから
結構好きなんだけど、今回は焦ったね。
なんせメーター見たら120キロ”
振り切らすし交差点ではバイクが出て来てるのにノーブレーキで突進していくしで、「ヒーッ!」冷や汗をびっしょりかいてしまい
だんだんのどが渇いてきた。
いくら舗装している道路でも日本の道路とはまた違う、轍が深い道もあり、盛り上がっていたりする。バスは時々ジェットコースター状態になりケツがフワリ!
と浮き、その度に子供を抱えて乗る母親が「オーイ!」と言う。「オーイ!オーイ!」を聞いているうちに眠くなり、いつの間にか眠ってしまった。「はっ!」と目が覚めると賑やかな町並みをバスはゆっくり走っていた。「おおっ、、メーサイに着いたか。」とバスがバスターミナルに入り停車すると、僕は一目散に降りてカーゴから
バックパックを出してもらいここから宿に向かうためにトゥクトゥクを拾い
「ワントン ホテル」と言うと「オーケー、オーケー」トゥクトゥのドライバが、走り出してバスターミナルを出て100メートル進んだ所にそのホテルはあった。
メーサイではそこそこいいホテルらしいが外観は洋風で白いが相当な古さも
感じさせる。ドライバーにB15払いホテルのフロントに行くとフロント担当2人の女性が英語で、フロント女性「予約は取りましたか?」
僕「いいえ」
フロント女性「今日は満室です」
僕「メーサイで他にホテルはどこにありますか?」
フロント女性「メーサイ?」
僕「はい、」
フロントの女性は相方の女性と目を見合して首をかしげている。
僕も何か変なこと言っちゃったかな?
と猛烈な羞恥心が僕の中で頭角を現しちった。
いてもたってもいられず、
「ここはメーサイでしょ?」と言うと二人は揃って『ノー」と首を横に振る。
「何っ?」僕はもうテンパッてしまい訳のわからないことを言う
僕「ワントン ホテルはどこですか?」
一人が「ここはチェンライです。」
「ここはワントンホテルではなく、ワンホンホテルです。」
とカウンターにあるメモ用紙にWANG HONG HOTEL HEREと書いて僕に見せた。
僕が行きたいのはWANG TONG HOTEL。
「恥ずかしい!!!何やってるんだよ、俺は、」
メーサイに着いたと勝手に思って勝手にバスを降りて似たような名前のホテルがあるからトゥクトゥクの運転手もそこら辺突っ込まないし。
じゃあ、あのバスを降りなければそのまま、
また出発して無事メーサイに着けたであろうに、じゃあメーサイに向かうには。。
もうバスは乗りたくないなーと思い距離もここからすぐだろう
と思いそこらへんを流しているトゥクトゥを探すと顔がストロング金剛似のイカツイ兄ちゃんを捕まえて。「メーサイ行きたいタオライ(いくら?)」と言うと、
ストロングは指3本立てた。おっ!300バーツいいだろう。
ストロングのごつい顔からニンマリとスマイルが出てた。
バックパックを載せていざ出発。とその時
ストロングがなにやら思い出したかのようにエンジンを止めて携帯で
誰かと話し出した。
1分くらい話しやっと出発ストロングも心なしかウキウキしているように見えた。
チェンライの町から国道に出て廻りは山かきれいな田園風景が続く。
あれーっ?まだ着かないかなー?国道の一本道をストロングの運転するトゥクトゥクは「グワーッ!!!」
とアクセル全開で走る。
風が全身に当たるので寒いし、埃まみれだし、しっかり掴まってないとバックパックもろとも振り落とされる可能性が大。
時おり、センターミラー越しにチラッとストロングと目が合うたびにスマイル顔になるストロング、僕とストロングのトゥクトゥクはもう常に全開でうなりを上げて走る中、真横をバンバン、バスが追い越していく。
バスの窓から制服を着た学生の集団が僕達を指差して笑いながら何か言ってる。
もう最悪だ。
もうどうにでもなれ、とヤケくそにになり、走っていくと1時間以上経っている。。。前方を見ると何やら検問所がありそこで一端止まって外国人はパスポートを見せる。検問の警察も愛想笑い僕達を送り出した。
そしてまた走り出すと町の雰囲気がしてきてメーサイに到着ミャンマーの国境ゲートが見える。
「やったとかぁ」何とか夜にはならなかった。そしてストロングは誰かを探すようにをキョロキョロしながらゆっくり走り、向うの方で「オーイ、」と手を振る男達がいた。ストロングは気がつくと
アクセルを開けてそこに吸い込まれるように向かうと
そこはトゥクトゥクドライバーの溜まり場であった。
バックパックを持って降りるとストロングが何やら切れ気味に、
僕に紙切れを渡すとそこにはB3000と書いてあるではないか、
当初300バーツと交渉したのに、何てやつだ、僕は頑なに拒み300バーツを渡そうとすると、取り巻きのトゥクトゥクの運転手達が僕を囲み凄い目で威圧し何言ってるか判らないけど、
脅かしてくる。
もう、しょうがない、僕はいい勉強が出来たと諦めるしかない。
言われたとおりの3000バーツ日本円で約9000円を払う。
人間不信になりそうなくらいイャな体験をした。
でもすべての原因は僕の中から出る考えと行動にあると反省した。
テンヤワンヤの一日だったが、無事にワントンホテルにチェックインする事ができた。情けない自分を責めるようになっていた。
何もかも詰めが甘々なんだ。
僕に必要なのは「すしきたのけ」寿司来たのけ?だと思う。
す(推理する)
し(調べる(事前に情報を調べる))
き(聞く(判らない事は聞く))
た(楽しむ工夫)
の(残す(得た情報をメモや画像で残す))
け(警戒心を少し(持ちすぎてもつまらない))
痛い目、痛い目、飛んでゆけ!とドンマイ俺と思わずにはいられない。
次の10話はこちら💁http://www.mackey69esctcc.com/entry/2017/11/08/075717
【1話から読む方はこちら】💁♂️http://www.mackey69esctcc.com/entry/2017/10/29/112317
🇯🇵日本の仮想通貨、暗号通貨
新規口座開設
おススメはzaif取引所です。
簡単開設、本人確認ハガキが届けば即取引可能です。。👍
こちから新規口座登録できます。⬇️
<a href="https://zaif.jp?ac=tq1bkbwamp" rel="nofollow">Zaif</a>